ねじ深さ測定の落し穴 不完全ねじ山除去

機械要素ねじ応用編と題して
ねじ深さ測定における落し穴を動画にしました。
よく、ねじの深さを測定する方法の相談をいただくのですが、一般的なねじゲージを使って測定をしている方をよく見かけます。
それ、間違っているかもしれませんよ。
本当に有効なねじの深さを測定できていますか?
そんな時に必ず確認したいのが「不完全ねじ山払い」または「不完全ねじ山除去」されているかです!
お持ちのゲージをチェックしてみてください!
もしかすると~!?

 

【書き起こし】(3) ねじ深さ測定の落し穴 不完全ねじ山除去 –

(00:00) ネジの深さをね測ることがあるんですよ ゲージは不完全ネジ払いして 除去する不完全 捻る 除去はい皆さんこんにちは黒田正和の YouTube工業高校のお時間です今日 お話しするのはネジプラグゲージのお話 ですちょっとねお客さんからリクエストが ありまして二次ゲージっていうのはどう いう時に使うかっていうとネジ穴を開けた 時にそのネジの精度を確認するものなん ですねでネジの精度っていうのはいろいろ ありますネジのこの穴の大きさですよね それからネジ穴っていうのはネジのこの 螺旋になっているピッチそのピッチが 正しいかどうかまあその有効系が正しいか そういうものを測ると同時にもう1個測る ことがあって ネジの深さネジの深さをね測ることがある んですよでネジの深さを測る時に市販化さ れたネジプラグゲージだと 剥がれないんですよ 測れないことはないんでしょうけど深さを 測るような機能になってないんですね普通
(01:05) のネジプラグゲージっていうのは単純に 有効系の2度目を測るもので2と止めが 用意されたものがよく市販化されてます ですけどネジの深さを測るゲージとなると ちょっとねこれ市販化されたものは多分僕 あんまり見かけてないんですけどひょっと したらあるのかもしれませんたまたま僕は ね見かけてないだけででネジの深さを測る ものって家で作ってんですよで今日お話し するのはそのネジの深さを測るちょっと 豆知識っていうものをちょっと今日お話し させてもらいます でネジの深さって言ってもネジの穴って どうやって加工するかっていうと タッピングで加工するじゃないですかその タッピングもいろんな種類があります天井 とアップだとか普通のタップだとか色々 あるんですけどもいずれにしろタッピング 穴をね加工するんですけどもそのタップの 先端がいろんなタイプがあるんですけども 1番2番3番っていうものを選んでやる 場合もあるし 順番に1番から使ってって3番まで通すっ ていうタッピングのシステムもありますし
(02:09) まいきなりもうドーンと上げちゃうような タッピングもあるんですけどどうしても ネジの 奥の方ネジの奥の方ってどうなってる かっていうと ネジがこうあると こうなってるようなこういう絵をよく 見かけますよねここはネジ深さなんですよ ねネジ有効部長さっていうか深さとの深さ とか長さとかいろいろ言うんですけどネジ の有効系がここまで絶対欲しいよとでただ タップの 格好がタッピングてよくこういう格好し てるタップになってたりするんですよね 先っちょがこうまあこんな風に入って きやすいようにもっとこうこんな風な風に なってたりするんですけど先っちょのこの 辺この辺フォーカスしてちょっと想像して もらうと分かるんですけどねじってこう 螺旋状にこうなってるんでこの 姉妹というかまあ始まりというかまあこの こっちから言うと始まりなんですけど ここってこの 円錐のところにもネジがかかってるじゃ ないですかここら辺が
(03:12) 螺旋がこの円錐の外径にもそこってもう 塩水になっちゃってるからネジ山が立って ないんですよねここしっかりここはねで それがここに映るんですよここにね しっかりネジ山が作られてないところが どうしてもねじって螺旋になってるので そのネジの最後のところは ぼやけてるんですよねつまりなので ちゃんとネジの有効長さが保たれてる かっていうケースが必要になるんですよ でゲージもここで二次ゲージを入れていき ますねネジゲージを入れて行った時に じゃあこうネジゲージここまで入れました とこういう風にネジゲージが入りましたで ちょっとこう出すんですねちょっと出して おくともうこここことネジのこれを寸法を 出しとけば この寸法例えばまああのまあ1710で 出しておきますのでここは5mmいるから こっちに5mmジャスト出てればいいねっ て言ってじゃあこの5ミリを管理すれば 10-5で5はあるねっていう風に単純な
(04:17) 発想なんですよでここで問題なのがここ ですねネジゲージのここの 管理をどうするかというのが問題になり ますでそこで登場するのが ごめんなさいねもう一個いうワードを忘れ てました さっきぼやけるって言っちゃいましたけど どうしてもぼやけるって言うところここの 部分ネジがこう ぼやけるところをこれ不完全不 完全ネジなんですね これお客さんもよく使う言葉ですねまあ 我々のこの機械加工屋さん的にはよく 耳にする言葉不完全ネジ不完全ネジと 完全ネジ この言葉の意味っていうのはさっき ちょっとぼやけるじゃないですかって言っ たところは不完全ネジなんですけど 完全ネジはぼやけてないんですよだから ぼやけてないっていうのはどういうことか
(05:20) というとちょっとネジを横から書くとこう なってますよねじってこういう風に でこういう風になってるのかな ここに60度の山があるんですけどこれ ネジの丈があるんですよねこのネジの竹分 高さ分 完全に60度があるところが 完全ネジですですけどさっき言ったように ぼやけてくるんですよ最後最後ぼやけて くるとどうなってる1周300これらせに なってるんで360度の中に 断面こっちからこっちから見たいがあると こんな感じになってんですよねこんな感じ で始まるんですよ こんな感じででそうするとこの辺がもう不 完全なんですよね つまりここの60度のここの面がちゃんと この高さ分ない場合あるんですよつまり こんな感じになっちゃってるんですね
(06:25) これ 高さがこんだけ分足りてないんですね 足りてない この子足りてないんですよだからここは まだ不完全ネジ山なんですね はいですので360度 狂って回すくると必ずどこかがここから 始まります そういう場所があります でそこが 完全ネジ山の開始地点ですねこの360度 でこっちから見るときにどっかにあるん ですよこの辺にあったって言ってね探すん ですよじゃあここここから始めたここの この間のつまりここの部分をもう取っ払っ ちゃえと それを不完全 ネジ山払いっていう感じで不完全ネジ山を 払うんですねもう取り除いて削って削って しまう 螺旋状にね 螺旋状に削り取ってしまってこの 完全ネジ山の始まりから残してや るっていう
(07:30) ゲージをつくんですよそうすると ぼやけてしまってこっちもぼやけてしまう となんでぼやけてしまうことがよくない かっていうと ぼやけるっていう事はねじりの加工って このゲージもそうですけどここにあります ネジの加工もそうですしタッピングの加工 もそうですけどまぁ結構こう 荷がかかって無理やり削っていくんですよ ねまあ無理やりって言い方変だな切削なん で無理やりではないかもしれないけど一応 2がかかるんですよ2がかかって加工し てるんですよで2がかかって加工していく ので 完全に形が作った形状で物を削っていくの と 不完全な形のもので 削っていくもので 精度がどっちがいいと思います 必ずこっちですよね不完全の形のものが 削っていく物ってどこかしらこう 身をかけながら削っていくのに不完全な ものが先端にあるんですよそれが削って いく場所っていうのは 綺麗に60度になってないし有効系も崩れ てる可能性が高いんですよだけどいずれ
(08:38) 完全ネジ山が来るわけですよ 必ずあるのでで完全ネジ山がそれをきれい にさらしていくんですねどんどんどんどん なので最終的には綺麗なネジ穴が加工 できるんですけどどうしてもこのぼやけ てる不完全ネジで終わってしまっている 部分が必ずできるんですよでそこは 精度が悪いんですね はいなんでかって言うと不完全ネジの部分 で 切削しているから きっちり有効系も出てない形も揃ってない なのでそこは 度外視した深さを測る必要があるので ゲージも同じなんですよゲージも 完全ネジ山にしたもの だけの状態にしたもので入れたいんですよ で ゲージの方も不完全ネジ山ができちゃった もののゲージもあるんですね売ってるん ですよでそれで入れていくと一応不測定は できてても 結局 ゲージの不完全ネジ分もここの辺ですけど この辺もこの辺ね
(09:44) 精度が良くないんですよ 完全にネジじゃないからでその精度の悪い ものが 精度の悪い所に入ってってもじゃあもう 本当はもうちょっと入るかもしれんのに 途中で止まっちゃうことがあるんですよ不 完全ネジが残ってるからなので ゲージは不完全ネジをねじ払いして 除去する不完全ネジ部 除去まあ 払うって変わったりもするんです 完全に一部除去をします でそれがまあここにある ずっとね言葉で絵で書いてもわかりにくい んでこういう感じですね これないでしょ こんな感じでこれないですよねじ山が綺麗 なくなっちゃってますね こういう状態にポーンと払ってしまう でこういう風に不完全ネジ部分を除去 するっていうことを ゲージでは必要になりますでそうすると 完全ネジから始まってて
(10:47) 精度の悪いところを捨ててしまっているん でこれで 測っていけば 必ず 奥までネジ穴も 奥の方は精度が悪いので有効系が出てない のでそこまで行き着くのに 必ず 精度のいいところまで入ってきますよって いう ゲージになってるんですねですので精度の ネジ穴の精度のいいところまでこれは きっちり入りますただ二次ゲージでもここ に不完全ネジが残ってたりすると不完全 ネジはゲージの精度も良くないので入って こうと思ってももうこっちのゲージの精度 が悪いので途中で止まっちゃうんですよね だから取り除く必要があるんですよで 取り除いとけば必ずいいとこまで入ってき ますで 完全ネジの 奥まで入ってったら残りの5mmを測定 すれば有効ね長さが測定できるよっていう 形になりますので不完全ネジ部が残って いるゲージでネジ深さを測るのはダメです きっちり 測れてないですねという感じで不 完全ネジ部についてお話しさせてもらい
(11:53) ましたこんな感じでちょっと参考に ちょっとマニアックすぎてこれが全然参考 にならない人がほとんどだと思いますけど この業界の中でまあ仕事されているお客様 とか視聴者の皆さんは勉強になったかなと 思いますんでぜひまあそういうネジゲージ についてもねいろいろ教えてほしいことが あればまたコメントくださいはいという ことで今日は終わりますではまた今度まで さようなら ということで今日も最後まで見てくださり まして本当にありがとうございました少し だけお知らせをさせてください黒田正和の YouTube工業高校では国家検定制度 技能検定試験 合格を目的とした動画を多数用意し大変 好評をいただいております私と一緒に学習 をして 合格を目指しましょうまた黒田正和と一緒 に学ぶ 社員研修も承っております 図面の書き方 測定器の扱い方など多数用意しております のでお気軽にご相談くださいもしこの動画
(12:57) を見て良かったなって思ってくれた方は グッドボタン高評価コメントお待ちして おりますもしくはTwitterなど シェアしてくれたら 嬉しいですみんなの応援が本当に励みに なっておりますではこれからも役立つ動画 を上げていきますのでよろしくお願い いたします次の動画でお会いしましょう [音楽]

【機械要素 ねじ編】
■機械要素 ねじの基礎編

■機械要素 ねじの種類と用途編

■機械要素 ねじの規格と精度編

技能検定試験合格を目指す方
加工技術を高めたい熱い方
日頃の仕事のスキルアップを目指している方

ぜひ、黒田正和のyoutube工業高校の動画をご覧ください。
日頃、当たり前のように使っている「ねじ」ですが、こんなことやあんなことが、実はたくさんねじの中に詰まっています。
意外な点で気づきがあるかもしれませんよ!!

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