1. インバータの基礎 - インバータの構成 〈はじめてのインバータ (4/18)〉

03. インバータの構成

 

【書き起こし】 1. インバータの基礎 - インバータの構成 〈はじめてのインバータ (4/18)〉

(00:04) では、インバータはどのようにして周波数を変えているのでしょう。 インバータは大きく、 コンバータ部、インバータ部、制御回路により構成されています。 まず、コンバータ部で交流電源を整流し、 いったん直流電源に変換します。 次に、変換された直流電源を インバータ部でパルス状の擬似交流に変換します。 そして、制御回路によりパルスの周波数を変えて、 モータの回転数をコントロールしています。 インバータが無く、 一定電圧、一定周波数の商用電源でファンを回す場合、 ファンは一定の速度で回ります。 風を弱くする場合は 風の通り道をさえぎるような構造で調整します。 さえぎられた風に使用された電力量は無駄になります。
(01:11) インバータがある場合は ファンの回転を調整できるので 必要な分だけ風を送ることができます。 電圧と周波数を調整することで 回転数を抑えています。 結果として、電力量が減少しています。 このように インバータは便利なだけでなく 省エネルギーといったメリットがあります。 便利で省エネルギーなインバータは 空調設備、 食品機械、 繊維機械、 印刷機械、 環境生活関連機械など さまざまな分野で使用されています。 いかがでしたか。 インバータとはどのような装置なのか 少し理解していただけましたか。 次の章では実際のインバータを見ながら説明します。

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