2. 実際のインバータを見てみよう 〈はじめてのインバータ (5/18)〉

04. 実際のインバータを見てみよう

 

 

【書き起こし】2. 実際のインバータを見てみよう 〈はじめてのインバータ (5/18)〉

(00:04) この章では実際にインバータを触ってみましょう。 今回使用するインバータは 三菱汎用インバータFR-E700です。 小型・高機能で 搬送用コンベア、食品包装フィルムの巻き取りなどに 使われている機種です。 見た目はシンプルで 上部に操作パネルがあり 運転状態表示用のLEDが付いています。 USBコネクタを搭載しているので USBケーブルで パソコンとインバータを接続することができます。 では、電源配線をするために カバーを外してみましょう。 電源は電圧が高く危険なため すぐに触れることができないような構造になっていますが 感電する危険がありますので 絶対に、電源が入った状態でカバーを外さないでください。 電源が入っていないことを確認して
(01:13) まずは前面の表面カバーを外します。 取り外し方法は 矢印部分を手前方向へ引いて取り外します。 表面カバーを外すと 外部機器を接続するための 端子台や通信用ポートを見ることができます。 次に、電源配線を接続する配線カバーを外してみます。 取り外し方法は グリップ部を手でしっかり挟んで手前に引き抜きます。 配線カバーは、電源の金属部分に手が振れないように 安全を考えた設計になっており 髪を梳かす櫛に似ているため 櫛型配線カバーと呼びます。 それでは 電源を接続します。 まず、インバータに使用することができる電源には 2種類あります。 単相二線式電源と三相三線式電源です。
(02:21) 単相二線式電源と三相三線式電源という言葉は あまり聞きなれない言葉ですね。 家庭で使う電化製品や小規模な電気設備に電気を送るのが 単相二線式電源です。 工場などにある大規模な電気設備に電気を送るのが 三相三線式電源です。 電源が切れていることを確認してから インバータの端子台へ接続します。 単相二線式電源は 主回路端子L1、L2に2本接続します。 三相三線式電源の場合は 主回路端子R、S、Tに3本接続します。 次に、モータを接続します。 絶対に、電源が入った状態での配線作業はしないでください。 また、感電する危険がありますので
(03:27) 直接、主回路端子を触ってはいけません。 モータは、インバータの主回路端子U、V、Wに接続します。 櫛形配線カバーを取り付けます。 配線を櫛に1本ずつ入れて 本体のガイドに合わせて取り付けてください。 表面カバーは本体の正面に合わせて まっすぐに取り付けてください。 これでインバータを動作させるための準備ができました。

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