パレット段積みユニット【コンベヤ/リフト/ストック/位置決め/手動ワークセット/直動機構/直動による揺動機構/機構の安定化/シリンダ/リンク/ベアリング/リニアブッシュ/からくり】 → http://jp.misumi-ec.com/ec/incadlibrary/detail/000400.html?cid=cid_jp_m_mech_20160318_8271_000400_2
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仕様
目的・動作
リフターが持ち上げたワークをストッパで受ける段積み機構
シリンダ2つによる2段階ストロークによって、ワークの引っかかりを防ぐ
空パレットを段積みし、次工程でパレットを回収する
コンベヤに取り付けられているセンサにてワーク位置を検知し、流れてくるワークを停止させる
ワーク段積みのストローク後にストッパを外す。この動作が1回で出来ない為、2連のシリンダになっている
2段階ストローク時は2段のワークを更に上にあげてストッパをかける。これにより3段積みができる。3段積みで満載、コンベヤ上にワークを降ろす
環境・操作性
工程の途中である程度の段積みを行った上で排出する必要のあるアプリケーションに適用
段積みされたパレットは後工程で作業者が搬送ユニットより取り出す
対象ワーク
パレット
外形寸法:W23×D230×H92[mm]
材質:ポリプロピレン
質量:約1.1[kg]
特徴
動作仕様・寸法
外形寸法:W450×D450×H1091[mm]
必要精度・荷重
パレット3段+部品重量:165[N]
主要部品の選定根拠
薄型シリンダ
リフトアップさせる為に十分な力が出せるシリンダを選定
設計ポイント
主要部品の計算工程
上下昇降薄型シリンダが適切であることを検証する
購入易さから2連シリンダは同様の物を使用。また、下のシリンダのみ計算する
シリンダに取り付いている質量:13.5[kg](取り付いているボルト等を考慮し、部品の総質量+1[kg]の値となっている)
シリンダ(下側)にかかる荷重F=(シリンダに取り付いている質量+ワークの質量) ×9.8
=(13.5[kg] +3.3[kg])×9.8
=165[N]パレット3段の場合
薄型シリンダの推力Faを求める
負荷率η:0.5
断面積A:πx63²/4=3116[mm²]
使用圧力P:0.4[MPa]
ワークを切り出す際に必要な推力Fa=負荷率×断面積×使用圧力
=η×A[mm²]×P[MPa]
=0.5×3116×0.4=623[N]
よって、Fa>F[N]のため成り立つ
構造の作り込みと設計の勘所
2段ストロークを使用することによって爪との干渉を防いでいる
リフト→ツメによるささえ時、幅方向の位置決めをするため、保持ツメの上部にガイド部品を取付けている
この機構はシリンダ用プレートの回転方向がフリーになっているため、昇降薄型シリンダの配管チューブをマウント等でラフに拘束しておくことで、ある程度昇降薄型シリンダが回転してもチューブが絡まらないようにする必要がある
技術計算リンク
薄型シリンダ概要
検索コード:#UL400
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