【機械加工 幾何交差の話】ものづくりマイスター機械加工

機械加工をする以上避けては通れない幾何交差は設計者と加工者との約束ごとであり意思疎通でもあります。
この幾何交差の精度が高ければ高いほど手間もかかりますし時間もかかります。そうすると費用もかかりますので設計者の精度のあり方で製品の精度も変わりますので重要な記号でもあります。最近では現場を知らずに設計されておられる方が多いので必要のない所にまで幾何交差を入れて仕上げ、費用を5〜６倍もかけている時もありますので加工者の意見を取り入れてもらえる設計者が技術を上げておられます。聞き入れてもらえる方には加工者は進んでアドバイスしてあげる事がお互いにプラスになる事でしょう。現場は図面通りに仕上げるのが仕事ですがあまりにも費用がかかる時は設計者にアドバイス出来る環境を作っておくのもお互いの技術アップとなる事でしょう。