長ストロークスライド機構【コンベヤ/水平搬送/直動による揺動機構/揺動による直動機構/シリンダ/リンク/リニアガイド/からくり】 → http://jp.misumi-ec.com/ec/incadlibrary/detail/000603.html?cid=cid_jp_m_mech_20160318_8271_000603_2
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動作
コンベヤで搬送されるワークを移載し搬送方向を90[°]変える
リンク機構を用いることで、シリンダストロークより大きいワークを移載する
環境・操作性
コンベヤによるワーク搬送、エアシリンダによる搬送方向変換は自動運転で行う
対象ワーク
段ボール
寸法:W55×D55×H55[mm]
質量:0.5[kg]
動作仕様・寸法
コンベヤ幅:60[mm]
ワークスライド長さ:95[mm]
必要精度・荷重
シリンダストローク:50[mm]
主要部品の選定根拠
薄型エアシリンダ
ワーク移載と原点復帰の為の推力を満たしたものを選定
主要部品の計算工程
薄型エアシリンダ
ワークを移載するために必要な推力を満たすエアシリンダを選定する
また、原点復帰する際にリンク部を移動させることのできるシリンダを選定する
ボア径Φ25[mm]のエアシリンダを使用し、エア圧が0.4[MPa]、負荷率0.5とする
リンク比は2.1:1で計算を行う
押し側:0.5×0.4[MPa]×12.5²[mm]×π=98.17[N]-①
引き側:0.5×0.4[MPa]×(12.5²-6²)[mm]×π=75.56[N]-②
ワークを移載する為に必要な推力(F1)
ワーク質量0.5[kg]、リンク部質量0.8[kg]、コンベヤ上の摩擦係数0.3として計算
F1=(0.3×0.5+0.1×0.8)×9.8×2.1=4.73[N]
原点復帰時に必要となる推力(F2)
リンク部質量0.8[kg]、LMガイドの摩擦係数を0.1として計算
0.1×0.8[kg]×9.8×2.1=1.65[N]
従って、押出し時①>F1となり、原点復帰時は②>F2となるので、選定したシリンダが妥当であると判断する
構造の作り込みと設計の勘所
リンク比を2.1:1にし、シリンダのストロークより大きなワークを移載可能とした
技術計算リンク
薄型シリンダ 概要
リニアシステムの寿命計算1
検索コード:#UL603
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