パレット種類検出【ゲージ検査/直動機構/シリンダ/リニアブッシュ】

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仕様
 目的・動作
  パレットを識別できない特殊環境内を通過させる為、ガイドピンでパレット側の穴を利用して直接検知する
  ガイドピンを5本設定により、パレット側の穴を用途や種別でパターンを変化させて多種類の識別をする
  識別のバリエーションを容易に増やす事ができる
  画像処理では判別できないパレットも識別できる

 環境・操作性
  高温状態のパレットを識別する場合、色等が変化して画像識別では誤作動するため、ガイドピンによる識別を採用
  多種類のパレットが識別可能のため、作業効率アップが見込める

 対象ワーク
  パレット形状、W200×D78×H18[mm]
  ガイドピン用の識別穴が開いたプレート取付ける

特徴
 動作仕様・寸法
  シリンダ最大ストローク:100[mm]
  外形寸法:W175×D82×H317[mm]

 必要精度・荷重
  ガイドピン荷重:最大200[g]、最小70[g]
  ガイドピンストローク:最大11[mm]

 主要部品の選定根拠
  シリンダ
  ガイドピンの押付け力以上の推力と自重を上昇させる推力を選定
  装置エアーがダウンした場合に(装置OFF時)、ヘッドが下降しないようにする為にシリンダをエンドロック仕様に選定する。

設計ポイント
 主要部品の計算工程
  シリンダ CDBM2F20-100(エンドロック付)
  使用圧力0.4[MPa]
  パレット重量:12[N]、摩擦係数0.5とすると
  シリンダの押側推力:125[N]
  ガイドピン反力:最大200[g]×5個=10[N]
  パレット位置ズレ防止ピンの押付け力(負荷):(12[N]×0.5)+10[N]=16[N]
  負荷率=16[N]/125[N]=0.128
  目標負荷率を0.5とすると
  0.5>0.128なのでシリンダの押力は十分クリアしている
  シリンダの引く側推力:105[N]
  ヘッド部自重(負荷):21[N]
  目標負荷率を0.5とすると
  負荷率:21[N]/105[N]=0.2
  0.5>0.2なのでシリンダの引き力は十分クリアしている

 構造の作り込みと設計の勘所
  ガイドピンを押込み、ガイドピンの末端と近接センサのスキマ(距離)にて検知する
  ガイドピン間の寸法を小さくして検出スペースを小さくする
  近接センサを5個配置させることにより、多品種パレットに対応
  検知スペースを小さくすると、シリンダのヘッド部が軽くできシリンダの容量も小さくできる
  また、検知部が小さいパレットまで対応可能
  パレット側検知部の穴の有無にてパレット種類検知する

 技術計算リンク
  リニアシステムの寿命計算1

検索コード:#UL442
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