マイクログルーブロールとフラットロールのスリップ速度比較

マイクログルーブロールとフラットロールの搬送性能を比較しました。
フラットロールは早々にスリップし、マイクログルーブロールが終始追従している様子が視覚およびグラフで見てわかります。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
フィルム:PET 11μ
張力:20N/m
搬送速度:200m/min
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

フラットロールがほとんどである生産機においては、このようなスリップが発生することにより、蛇行・シワ・スクラッチのような問題が発生し、歩留まりの低下へとつながります。

それに抗う策として、これまでは「張力を上げる」ことが主な対処法でした。一方、フィルムの薄膜化や高機能化に伴い、低張力が求められる昨今では生産速度を落とすしかないような状況となっております。

そこに一石を投じ、これまでなら矛盾する条件であった、「低張力かつ高速」の搬送条件を実現するためのキーパーツとして、マイクログルーブロールは非常に有効です。
弊社独自の設計理論と加工技術を確立したことで、目標生産速度でスリップが発生しないことが保証できます。

また、マイクログルーブロールはすべてのガイドロールに適用する必要は有りません。ポイントを押さえて要所へ導入していくことにより、ライン全体が非常に安定した状態となります。

設備メーカーとして、フィルム製膜ラインの上流から下流まで、設計・製作および改善・改造に長年携わって参りました。
発生している問題をご相談いただければ、ウェブハンドリングの理論的理解と、生産現場における設備改善経験・ノウハウの両面から、的確な原因特定と改善提案をさせて頂きます。
まずはお気軽にお問い合わせください。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
URL : http://www.wakamizugiken.com/
Mail : info@wakamizugiken.com
Add : 大阪府東大阪市中新開2-9-5
TEL : 072-961-4500
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

関連動画も公開中!
ぜひご覧ください。

関連記事一覧

Skip to content