ワーク押し出し装置【コンベヤ/水平搬送/直動による揺動機構/シリンダ/リンク/からくり】 → http://jp.misumi-ec.com/ec/incadlibrary/detail/000214.html?cid=cid_jp_m_mech_20160318_8271_000214_2
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仕様
目的・動作
目的
上流より搬送されたワークの移載を行う
動作
シリンダ押出動作によりワークを前進させる。この際、台形状のガイド部は、プランジャにより、プッシャレバーが先に動作できるだけの抵抗があるため、プッシャレバーが先に下がる。プランジャによる荷重はテーパ面を伝達し、下向きにかかる。
シリンダ引込み動作時もガイド部に抵抗があるため、プッシャレバーが先に上がってから後退する。
プッシャのツメは台形ガイド幅よりも小さく、上に回避しているため、引込み時にラインプレッシャーで後ろからきた次のワークと干渉しない。
ガイド部の抵抗はボールプランジャにより調整する
環境・操作性
ワークが続けて流れ1つのワークを押し出した後、次のワークを避けながら戻る必要がある環境
対象ワーク
形状:ブロック
サイズ:W40xD32xH18[mm]
重量:5[kg]
特徴
動作仕様・寸法
シリンダストローク100[mm]
外寸(mm)
D359xW120xH94[mm]
必要精度・荷重
押出し時荷重:157[N]
主要部品の選定根拠
移動ガイドが台形形状のため、プランジャによる押し付け力の分力は下向きになる。そのため、ガイド部の下にスライドプレートを敷くことで滑りを円滑にした
設計ポイント
主要部品の計算工程
ワーク押し出し負荷から、シリンダ推力を検証する
シリンダによる押出し力と引込み力の確認
条件値:ガイド部の摩擦係数 μ=0.46(鉄と銅)、移動ガイド質量 M=0.5[kg]、ワークとコンベヤの摩擦係数 ν=0.6(金属とゴム)、ワーク質量 W=5[kg]、重力加速度 g=9.8[m/s²]、シリンダ推力(押出し時、使用エア圧0.4MPa)F1=157[N]、シリンダ推力(引込み時、使用エア圧0.4MPa) F2=118[N]、
移動ブロックにかかる負荷:P=μ×M×g=0.46×0.5×9.8=2.3[N]
ワーク押出し力:Q1=F1-P-W×g×ν=157-2.3-5×9.8×0.6=125.3[N]
引込み力:Q2=F2-P=118-2.3=115.7N
⇒十分に動作可能である
構造の作り込みと設計の勘所
プランジャで押えることで傾斜のついた台形移動ガイドが両側の固定ガイドによって下方向に押さえつけた状態でスライドさせる。その際、台形移動ガイドの下に無給油スライドプレートを敷き、シリンダ動作時の摩擦を減らした
類似ワード:ボールプランジャー
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