「超高速・大規模構造解析による溶接変形・残留応力シミュレーション」 大阪府立大学 大学院工学研究科 航空宇宙海洋系専攻 准教授 柴原 正和

「スマートテクノロジー 新技術説明会」(2019年1月24日開催)にて発表。https://shingi.jst.go.jp/list/3kansai/2018_3kansai.html

【新技術の概要】
本研究では、世界最速レベルの溶接力学(溶接変形・残留応力・ひずみ)解析ソルバーを開発した。この開発により、世界で初めて100万要素、100パスの溶接力学解析を実現した。本手法は、溶接力学解析のみならず、伝熱解析や振動解析、強度解析など、様々な用途に活用することができるため、将来性の高い解析手法であると考えられる。

【従来技術・競合技術との比較】
従来技術では、解析時間の制約により10万要素程度しか解析することができなかったが、本解析ソルバーを用いることで、1000万要素以上の解析規模の溶接力学(溶接変形・残留応力・ひずみ)解析が可能となった。この開発により、実用構造物の実大溶接力学解析が可能となった。

【新技術の特徴】
・超高速
・低メモリ消費量
・詳細な実大構造解析が可能

【想定される用途】
・溶接変形・残留応力解析
・3D積層造形時の変形・応力解析
・非線形構造解析

関連記事一覧

Skip to content