NGシュート機構【コンベヤ/供給/排出/仕分け/分離/ストック/直動機構/重力の利用/シリンダ/リニアガイド】

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仕様
 目的・動作
  チャックにて移動してきたワークがOK品の場合は下降しコンベヤにて搬送される。NG品の場合はシリンダにてシュートが迎えにいきチャック移動位置でNG品が回収される

 環境・操作性
  搬送ローダーの移動経路途中にNGシュートを割り込ませた例
  NG品シュート格納数が限られているため、頻繁にNGが出るアプリケーションには不適

 対象ワーク
  樹脂ケース
   寸法:W75×D75×H40[mm]
   材質:ABS
   質量:50[g]

特徴
 動作仕様・寸法
  外形寸法:W610×D231×H378[mm]
  シリンダストローク:150[mm]

 主要部品の選定根拠
  エアシリンダ
   ワークを迎えに行く為にシリンダを選定
  ステンレス製すべり板
   摺動性向上をはかる為に選定

設計ポイント
 主要部品の計算工程
  エアシリンダが適切であることを検証する
   シリンダ先端部品の荷重:12[N]
   リニアガイド摩擦係数:0.003
   シリンダにかかる荷重F=シリンダ先端部品の荷重×リニアガイド摩擦係数
   =12×0.003=0.036[N]
   シリンダの推力Faを求める
   負荷率η:0.5
   断面積A:314[mm²]
   使用圧力P:0.4[MPa]
   シリンダ推力Fa=負荷率×断面積×使用圧力
   =η×A[mm²]×P[MPa]
   =0.5×314×0.4=62.8[N]
   よって、Fa>F[N]のため成り立つ(大きく余裕があるが、選定シリンダが最小ボア径)
   リニアガイドのモーメントがが適切であることを検証する
   リニアガイドのブロックからワークまで距離:0.2[m]
   ワークの重量:0.05[kg]=0.05×9.8=0.49[N]
   リニアガイドの許容モーメント:8.8[N・m]
   リニアガイドにかかるモーメントM
   =0.49×0.2×15(衝撃にかかる安全率)=1.47[N・m]<8.8[N・m]
   よって、成り立つ大きさのバランスを考慮し適当なサイズを選定

 構造の作り込みと設計の勘所
  現場でシュートの高さ調整ができるよう、スタンドブラケットでシュートごと上下調整できる構造。またシュートそのものは長穴で出入り調整できる構造
  シュートのすべり性向上のためシュート面にエンボス付のすべり板を追加している
  エンボス付のすべり板は極力凸の出ないように点溶接で取付している
  NG品の取り出しが装置外でできるよう、シュートを装置外まで伸ばしている

検索コード:#UL385
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