【ユニバーサルロボット】協働ロボット導入事例:梱包&パレタイジング、ラベル貼付

世界最大級の浴室アクセサリーおよび自動車部品の生産会社である、中国のXiamen Runner Industrial社が、URコボットを64基インストールして、生産ラインにおける高い効率性、柔軟性、信頼性を確立して、生産プロセスの効率を向上させました。URロボットは、射出成形マシンテンディングから、ガス試験、製品組み立てまで、10の異なるアプリケーションにインストールされています。

課題:
URロボットを配備する前、Runner社での操業の大部分は手作業で行われ、オペレーターは安全と生産量の両方のリスクを突き付けられ疲弊していました。同社は、効率が高く柔軟で信頼性ある生産ラインの開発に没頭してきました。

「我々のゴールは、生産プロセスの効率を向上させて、市場の需要を満たすことです。Universal Robotsの効率性と品質には驚かされました。従来のロボットをはるかに凌ぎます」、とXiamen Runner社のチーフエンジニアであるWilliam Xie氏は語ります。

ソリューション:
Runnerに納入されたUniversal Robotsは、即座にインストールされ、調整され、生産へと組み込まれました。「URでは、新プロジェクトを立ち上げ1週間で稼働できますが、従来のロボットだと準備に長くて6か月かかります」、とXiamen Runner社のオートメーションマネージャーであるYiping Chenは述べます。

柔軟なジョイントとコンパクトなサイズが特徴である同ロボットは、並行して作業することが可能であり、スペースが限られているエリア同じ作業スペースを共有できます。Runnerでのもう一つのイノベーションは、URロボットをスライドレール上に据え付けて、ロボットのリーチと効率を拡張していることです。固定された機械を動かす必要がなくなるとともに、複数のワークステーションの操作がサポートされます。

部品を事前に挿入しておくと、URロボット1基は3セットの射出成形機を操作可能です。フレキシブルなリストジョイントに6グリッパーツールを取り付けたロボットは、どのようなロード位置にも素早く切替えできます。

URロボットは、振動ディスク口からナットを取り出しポイントへと差し入れ、機械加工する部品をピックアップし、最後に組み立て済み製品を排出するという、製品組み立てを行っています。ビジョンガイドによるピック・アンド・プレイスも、正確に部品を配置するビジョンシステムを搭載したURロボットに任せる作業となっています。ビジョンセンサーがコンベア上のオブジェクトとその専門用語を特定し、グリッパーを無作為に置かれたオブジェクト上にロックします。

RunnerはURロボットを配備して以来、生産量が急激に伸びたと証言しており、スタッフを再配備したことで同社の従業員の離職率を下げるのに効果的に役立っていると言います。

「協働ロボットが発達し広く採用されているため、自動化はもはや画一的な製品の大量生産とは結びつかなくなっています。自動化生産ラインで、様々にカスタマイズされた製品を少しづつ作ることが可能となるでしょう。私はUniversal Robotsの可能性にとても期待しています」、とXie氏は語ります。

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