【TIG溶接】ステンレスの裏波溶接、キーホールや隙間0の時など

https://www.youtube.com/watch?v=pxeMm7HLPVk

今回使った治具
メーカー Aquasol
商品名  IpurgeX 4インチから6インチ用

 

【書き起こし】【TIG溶接】ステンレスの裏波溶接研究、キーホールや隙間0の時など

(00:00) WeldingTVです 今回アクアソルというメーカーさんの バックシールド治具を ラメールさんより試してみて欲しい ということで今回 これを使って ステンレス配管の 4インチの裏波溶接を やってみたいと思います これものすごく仕組みは簡単で ここの青いホースにアルゴンをさすと ここが風船 のようになってて ここがパンパンに膨らんで ここでパージできるという仕組みですね このハーネスが ワンタッチになってて この風船部分と こういう風にワンタッチで連結できます 反対側も一緒の構造で ワンタッチではまります 抜く時はここに爪があるので これを押さえながら簡単に抜けます 刺すときもギュッと押し込めば 普通のワンタッチと変わらないですね 一回この状態でアルゴンをさして どんなふうになるか見てみたい と思います 青いホースにアルゴンを指します するとこんな感じで膨らんできます ね ここがパンパンになって 配管内でパージできるということですね シンプルな仕組みです
(01:03) 配管内のアルゴンは ここがメッシュ状になって て ここからアルゴンがでるようです ね でここに白いホースがあるんですが これは酸素濃度計をさせるようです ね この黒いホースは 直接配管内にある アルゴンを送りたい時に させばいいみたいですね こうやって配管内にそのままさします ハーネスの真ん中部分に蛍光テープがあるので それを開先のセンターに持ってくればいいです そしてアルゴンを青いホースに挿すだけですね セットはものすごく簡単です メーカー推奨のバックシールドの流量は 10から15みたいです 今回は15だして溶接します 溶接の方法は 今回 ギャップを3.5ほどあけてるので 全てうかしで溶接しています 今回使うトーチで ガスレンズは大口径のガスセーバーキットを使います 真横から真上を回しながら溶接します 配管内ではこんな感じになってますね パンパンです 反対側もこんな感じです パンパンですね
(02:07) 今3/4にテープを巻いた状態です 結構ガスは手で分かるぐらいは出てます これだとパージができてそうですね まずブリッジでつなぎます 温めすぎると横に広がってしまう ので 徐々につなげます 繋がったらそのまま進んでいき ますが 棒の入れ方は色々なパターンがあります 今回片側に入れっぱなしの方法でやりますが スタンダードなのは 両開先にちょっとずつ棒を ちょんちょん入れるやり方かなと思います 裏波がまともになれば やり方は何でもいいです そしてキーホールをあけながら溶接します あまり棒を入れすぎると 開先が埋まってしまうので 棒を入れて 反対側にタングステンを振って 開先が溶け始めて 鍵穴みたいなのができたら また反対側にタングステンを振って 棒を入れるの繰り返しです 映像を見てもらえば その状態がはっきりわかると思います 斜めに撮影していますが 真横から真上に進んでいます 電気が高いと
(03:10) 溶ける スピードの方が早く 棒を入れた時に埋まらなくなっていき 裏波が出過ぎるので ちょうど良い電気を見つけます 今回は4インチの3ミリで 電流70Aで1.6ミリの棒ですが 隙間を3.5mm開けたのでに2ミリ棒にするか 開先を3ミリぐらいで よかったかなと思いました 仮止めを開先外でのブリッジで止めていたので 弱くて縮んでしまっています そういう時は棒を抜いて キーホールを作りながらやります 完全にドンづけになったら このやり方は出来ません 裏波の時 タングステンの角度はアバウトですが 45度から60度の範囲で研いでいます アル中かってぐらい震えていますが 頭にカメラがあるので力が入っています 今回つなぎは welderチャンネルさんの動画で 知った技を使わせてもらいます 僕なりの方法ですが 今回は電気を120に上げて プールが沈んだ感じがした時に 棒をちょこんと入れて ちょっと進んで止めています 僕はまだマスターしていないので welderチャンネルさんの動画を 参考にしてください あと塞ぐ時に アルゴンの逃げ場がなく
(04:13) 内圧がかかるのですが この治具はそこまでかかりませんね 逃しも作らなくていいなら楽です 現場溶接だと 一番最後の溶接時は どこかアルゴンを逃がしてあげないと へこんでしまうので注意が必要です またつなぐ時は なるべくプールを前に伸ばさないと 横に広がってしまうので注意が必要です 裏波も広がってしまうので 開先内でプールを伸ばすイメージです 初層外観です なるべく両端の溶接線を揃えるように したいところですが なかなか難しいです 仕上げはこの溶接線を 目安に進んでいくので これがバラバラだと 仕上げが揃わなくなります 全然使ってなかったので ガスセーバーキットを 今回使ったんですが あまり焼け色が出ませんね 12番と大口径の ガスレンズを使えば 金ピカにいつもなるんですが 今回はなりませんでした 裏波はこんな感じになりました シールはよく効いてて 酸化もしてません 仕上げです 仮止めが酸化してて 黒いの引っ張ってしまいました なので仕上げはまた別の動画で ローリングやうかしなどを 出したいと思います ステンレスはプールが伸びるので なるべく薄く前に伸ばしていくような
(05:18) 溶接法だと熱が逃げていくので 焼け色がきれいに出やすいです これ3ミリの配管なので あまり熱が逃げませんが 大口径でやると一応青や金になります 初層と違い タングステンの角度は鋭角にしています 大体30度ぐらいで プールが広がりやすくなり 表面の伸びも良くなります ステンレスの焼け色に関しては 青→金→赤→銀→黒→酸化 みたいな感じの 順番かなと思います とにかく 酸化物を入れずに アーク長をなるべく短く保ち プールを伸ばしていければ 色は出やすいです 裏波です ある程度は揃っていますが 実質1/5ぐらい回しながら行ったので 再開部分が目立ちます これは一発仕上げで 裏波まで出した映像です 電気は一緒ぐらいで 一気に面まで上げてます これは12番で 表面は赤色ぐらいでとまりました ローリングでやると もっと安定すると思います 棒は確か 2ミリだったと思います 裏波はこんな感じになりました 余盛は1.
(06:21) 2ミリぐらいでそろっています これはわざと裏波を多めに出してます 表面に酸化物が浮いてきてるのが わかると思います 電流は100ぐらいだったと思います が ここまで炙る二層目の溶接は かなりやりにくいです ただ裏波はかなり出ます 裏波の動画をインスタにあげたら 外人がゲロスタンプを送ってくるぐらい 裏波が出ました プールが伸びきって 先端が揺れだしたら 棒をぎゅっと入れてます 明らかに過剰な炙りです ただつなぎはこのぐらいやると 綺麗につながります どのぐらい炙ると 裏波が出るのかの 参考になるかなと思います 今回ipurgexを使ってみた感想ですが 配管に挿入した時に ハーネス部分が 菅の中央に来ない時があるので 溶接で焼いてしまわないように 位置を確認してあげる必要があります あとは使いやすくコンパクトです 現場溶接なんかでも 重宝しそうです 今回のは4インチから6インチ まで対応する分で サイズは各種あるようです またもうちょっと風船部分が熱に強い 各配管サイズ専用にはなりますが そういうのもあるみたいです
(07:24) 溶接頭巾みたいな生地を 連想してもらったら 分かりやすいかと思います 僕が今回使った のは分厚い布的な感じなので 取り扱いには十分注意しないといけません 参考価格と代理店のラメールさんのリンクを 説明欄に載せてますので 気になった方は そちらから問い合わせてください こんな感じになりました 余剰で言えば3ミリ以上出てるので かなりしっかりした裏波です こちらは初めのキーホール溶接です これが一番スタンダードですかね これは一発出しの裏波で これが今回の中では一番綺麗に見えます 治具についてや どの裏波が一番良かったか または汚かったかなど コメントよろしくお願いいたします ご視聴ありがとうございました

国内代理店

参考価格
¥91,400-税別
あくまで参考価格ですので、取引先の販売店やラメールさんに問い合わせてみて下さい。

スタンダードな方法からイレギュラーな方法まで3パターンの溶接法で裏波溶接をしてみました。
後半2つはwelderチャンネルさんを参考にさせてもらったやり方です。
https://www.youtube.com/results?search_query=welder%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB

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