Lesson1:運搬活性分析【アニメで学ぶIE実践編~運搬分析 Part2~】

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本動画:運搬分析の概要【アニメで学ぶIE実践編~運搬分析 Part2~】

【目次】
00:00 はじめに
00:37 運搬活性分析とは
01:23 運搬活性示数の考え方
03:55 運搬活性分析図の作成方法
05:24 まとめ

本テーマは「運搬分析の概要」です。
付随作業ではあるものの、工場の中では欠かせない大事な役割である運搬。
ただ何となく運搬していると、実はロスが積もりに積もって、全体として大きなロスになっていることも珍しくありません。
本コースでは、運搬の考え方や分析の方法、改善の視点に関して学習しましょう。

 

【書き起こし】 Lesson1:運搬活性分析【アニメで学ぶIE実践編~運搬分析 Part2~】

(00:01) [音楽] こんにちは 改善ベースです 回先生 本日のテーマは 運搬活性分析ですパート1の後半で 運搬分析の代表的な方法であり 運搬工程分析を学習しました今回は 運搬活性分析について学習していき ましょうそれでは今回の学習 レッツ スタート さて今日は運搬活性分析について詳細を 学んでいきましょう 運搬分析において 運搬工程分析と並んでよく利用される方法 なんですよね ええそうです 運搬分析の代表的な分析方法はこの2つだ と説明しましたがより正確に言うと運搬 活性分析は運搬工程分析を補足する分析で あると捉えておいてください 運搬活性分析とはモノの移動のしやすさ
(01:07) 活性から物の置き方や二姿について分析 する方法のことです 物が置かれている状態から 移動するのに必要な取り扱いの手間がどの 程度かかるかを活性指数で表します 回先生 活性指数って何ですか では運搬活性指数の考え方について説明し ましょう 運搬活性指数は物の置かれ方状態に対する 取り扱いの手間の数によって表されます 活性指数0は物が床にバラ置きされている 状態です ばら置きはまとめる手間起こしてま 持ち上げる手間動かす手間のすべてが かかり一番無駄が多い状態と言えます [音楽] 活性指数1は容器に入り床に置かれている 状態ですまとめる 手間はかかりませんが 起こす上げる動かす手間がかかります 活性指数にはパレット上に置かれている 状態です これは 上げる動かす手間がかかりますね 活性指数3は
(02:10) 台車場に置かれている状態です これは動かす手間がかかります [音楽] 活性指数4は コンベア上で移動している状態です 手間はどれもかからないためこれが目指す べき状態と言えますなるほど 指数が高ければ高いほど良いということ ですねそう 指数が小さい工程をいかに高くしていくか を考えることがこの分析の基本的な方向性 となります こちらは 運搬活性分析図のイメージです 縦軸に運搬活性指数を横軸に工程を取り 指数の変化を視覚的に表します 運搬活性分析を行ったとき床にバラ置きし てある状態を発見したら改善の余地がある と考えることができます 5Sの視点だけではなく 運搬という視点からも 床へのばら置きは無駄が多いと言えるの です なお運搬活性分析では平均活性指数を計算 しその工程全体のレベルを判断します 平均活性指数は
(03:14) 活性指数の合計を置いてある場所の数で 割って表します 活性指数別に基本的な改善検討内容を紹介 します 0.5万 コンテナバレット手押し台車の活用を 進める 0.5から1.3未満 動力運搬車 フォークリフトの活用を考える 1.3から2.3未満 コンベア連結台車の活用を考える 2.3以上 コンベアやフォークリフトの活用を進め 運搬工数の節減を図るあくまでこれらは 参考値ではあるものの検討の視点として 覚えておくといいですよ それでは次に 運搬活性分析図の作成方法を確認し ましょう カート1の運搬工程分析で使った事例に 対して 活性指数を当てはめてみます 作成のステップは3つ ステップ1では運搬工程分析図上に活性 指数を記入します 注目するのはこの部分大規模です
(04:19) よく見ると 運搬に関する分析記号にはすべて大規模が 付与されていますねこの大企業を読み取り 活性指数を当てはめていくだけです ステップ2では 運搬活性分析図を作成します 運搬活性指数をグラフにするとこの部分に 改善が必要であることが一目で分かります ステップ3では平均活性指数を計算します 活性指数の合計を置いてある場所の数で 割ってみましょう 分子はそれぞれの状態 記号の指数を全て足します分母はそれぞれ の状態 記号が何個あるかを数えますこの事例では 2.1という数字が算出されました 活性指数の改善における基準に当てはめて みると2.1はここに該当しますパート1 の学習で改善案を検討したように コンベアの活用などにより指数改善が期待 できると言えます 次回は 運搬活性分析図を使った改善事例を確認し ていきましょう
(05:24) それでは 本日の学習のまとめをしましょう 運搬活性分析とは物の移動のしやすさ活性 から 物の置き方や姿について分析する方法の ことです [音楽] 物が置かれている状態から 移動するのに必要な取り扱いの手間がどの 程度かかるかを活性指数で表します 指数が小さい工程をいかに高くしていくか を考えることがこの分析の基本的な方向性 でしたね 今回の学習はこれにておしまいそれでは また 次のテーマでお会いしましょう [音楽]

【アニメで学ぶIE実践編~運搬分析 Part2~本学習コースの動画ラインナップ】
1:運搬活性分析 ★本動画はこちら★
2:運搬活性分析図を使った改善事例(対象:無料会員以上)
3:運搬改善のヒント①運搬そのものを無くす・減らす(対象:有料会員限定)
4:運搬改善のヒント②運搬の方法を変える(対象:有料会員限定)
5:運搬改善のヒント③運搬・モノの取り扱いを楽にする(対象:有料会員限定)

この講座が、あなたの今後の活動に役立つことを、心から願っています。

Lesson1の続きはコチラから!(Lesson2まで無料公開中!)
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