ねじり応力

ねじり応力は、構造部材に対してねじれる力が加わったときに発生する内部応力です。部材にねじりトルクが適用されると、部材の断面はねじれ角に応じて回転し、部材の長手方向に沿って応力が分布します。ねじり応力は、部材の形状や寸法、ねじりトルク、および物質特性に依存します。
ねじり応力の応用例:

シャフト: トランスミッション、歯車、プロペラなど、回転する機械要素を伝達するシャフトは、ねじり応力が発生します。設計時にねじり応力を考慮することで、適切な材料と寸法が選択され、耐久性が確保されます。

ばね: トーションバネは、ねじれる力を負荷として受け入れる特別なばねで、ねじり応力が発生します。この応力は、ばねの性能や寿命に影響を与えます。

橋梁や建築物: 風荷重や地震により、構造物がねじれる力を受けることがあります。ねじり応力は、構造の耐久性および安全性を評価する際に考慮されます。

ねじり応力は、構造部材がねじりトルクに対処できるように、適切な材料選択と寸法設計を行うための重要な概念です。

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