ステッピングモータ

ステッピングモータは、電気信号を精密な機械的動きに変換するデバイスです。主な用途は位置制御で、ロボティクス、CNCマシン、3Dプリンターなどに使われます。

ステッピングモータの基本的な作動原理は電磁気学に基づいています。コイルを通過する電流が変化すると、そのコイル周囲の磁場も変化します。この磁場の変化がモータ内部のロータを回転させ、それがステップとなります。一般的に、全ステップ数が360度を形成します。

ステッピングモータには主に二相、三相、五相のものがあり、それぞれ異なる精度とトルク特性を持ちます。また、モータの種類によっても、一歩当たりの角度(ステップ角)は異なります。

制御面では、マイクロステッピングという技術が用いられます。これはモータのステップ間に更に細かいステップを作り出すことで、精度を上げるとともに、動作の滑らかさを向上させるものです。

以上がステッピングモータの基本的な概念です。適切な制御と組み合わせることで、高精度な動作制御を可能とします。

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