スリッターロール

スリッターロールは、巻取り・分割プロセスで使用される産業機械用のロールで、幅広い素材を所定の幅に切断する役割を果たしています。主に製紙、フィルム、金属、非織布などの産業分野で利用されており、生産効率の向上や資源の節約に貢献しています。

スリッターロールは、切断の精度や速度を確保するために、高い堅牢性と正確な寸法を持っています。構成は、基本的にはシャフトと切断用の円形ナイフから成り立っており、その両端にベアリングが取り付けられています。

スリッターの種類には、円形ナイフを使用するシースルースリッターと、ストレートナイフを使用するラッシャースリッターがあります。シースルースリッターは、高速で切断できる利点がありますが、厚い素材には適していません。対して、ラッシャースリッターは厚い素材も切断可能ですが、速度は遅いです。

スリッターロールの選定には、切断する素材の種類、厚さ、幅、切断速度などを考慮する必要があります。また、定期的なメンテナンスや摩耗部品の交換が重要で、ナイフの研ぎ直しやベアリングの点検などが必要です。

スリッターロールは、産業機械の中核部品として、幅広い分野で活用されています。適切な選定とメンテナンスにより、高品質な製品の生産や効率の向上に寄与しています。

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