平行(2方向)コンベヤ移載装置【コンベヤ/ピック&プレイス/仕分け/分離/ステージ/直動機構/重力の利用/シリンダ】 → http://jp.misumi-ec.com/ec/incadlibrary/detail/000503.html?cid=cid_jp_m_mech_20160318_8271_000503_2
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仕様
目的・動作
平行コンベヤのワークを持ち上げNG品はリターンコンベヤ、OK品はフォワードコンベヤに移載する
供給コンベヤはワーク移裁時には停止させる
環境・操作性
溝付きガイドでワークを持ち上げ平行するコンベヤ間を移載する
対象ワーク
ワーク:パレット
材質:A5052
外形寸法:W60×D64×H60[mm]
質量:500[g]
特徴
動作仕様・寸法
外形寸法:D230×W630×H353[mm]
シリンダストローク:20[mm]
単軸ロボットストローク:350[mm]
必要精度・荷重
単軸ロボットの繰り返し停止位置精度:±0.2[mm]
主要部品の選定根拠
ガイド付シリンダ
ワークと溝付きガイドを持ち上げることができる物を選定
単軸ロボット
ワークと溝付きガイド、ガイド付シリンダを移載できる物を選定
設計ポイント
主要部品の計算工程
ガイド付シリンダ
ワークと溝付きガイドを引き上げるシリンダを選定する
負荷質量について
m1=ワーク+溝付きガイド+取付プレート3=0.5+0.23×2+0.33=1.29[kg]
よって、負荷は 1.29×9.8=12.65[N]
シリンダ出力について
シリンダはボア径20[mm]を用いるとし、引込で使用する為、F1=負荷率η[%]×引込受圧面積A[mm²]×使用圧力P[MPa]
=0.5×236×0.4=47[N]≧12.65[N]
よってチューブ内径20[mm]は使用可能
単軸ロボット
ワークと溝付きガイド、ガイド付シリンダが単軸ロボットに与える負荷を計算する
負荷質量について
m2=m1+ガイド付シリンダ+取付プレート2=1.29+0.64+0.33=2.26[kg]
単軸ロボットは壁面取付使用であり、RS102の最大可搬質量は6kgのため許容範囲内である
静的モーメントについて
m2が左右対称で重力方向にのみ力が働く為、ヨーイング方向のモーメントがかかる
M1=m2×g×重心距離h1[m]=2.26×9.8×0.0229=0.508[N・m]
単軸ロボットRS102の許容モーメントは17N・mのため許容範囲内である
動的モーメントについて
単軸ロボットが駆動時、運動方向に加速度a(a=1×gとする)の力が働く為、ローリング方向のモーメントがかかる
M2=m2×a×重心距離h2[m]=2.26×9.8×0.0527=1.168[N・m]
単軸ロボットRS102の許容モーメントは16[N・m]のため許容範囲内である
よって単軸ロボットRS102を使用可能
構造の作り込みと設計の勘所
リフトアップしてスムーズに搬送するため、ガイドプレートが長穴で調整できる
技術計算リンク
ガイド付シリンダ概要
単軸ロボット
検索コード:#UL503
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