第六回 組織を支配する暗黙のルールとは? 動画講座「不良ゼロ対策」シリーズ

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【書き起こし】「不良ゼロ対策」講座(6) 組織を支配する暗黙のルールとは? 高崎ものづくり技術研究所動画講座 

(00:00) 2021 new 工場の不良ゼロ対策 第6回組織を支配する暗黙のルールとは 高崎ものづくり技術研究所の浜田です 不良税の対策講座をご視聴いただきありがとうございます この講座は全部で9回のシリーズでお送りします 今回は組織を支配する暗黙のルールとは について説明します もしよろしければチャンネル登録をお願いいたします ではしばらくの間お付き合いをお願いします 日本の企業では悪しき暗黙のルールを改め 品質向上生産性向上を促進する良き 暗黙のルールを社内に寝付かせていくことが大事だと考えています 今回は企業における暗黙のルール監修空気と言われるものの実態は何かまたどのように すれば良い影響をもたらす暗黙のルールを寝付かせることができるのかについて考えて みます 日本の企業における暗黙のルールそれに相対する明文化されたルールとはどのような ものでしょうか 明文化されたルールは戦略業務の仕組み
(01:05) 社内制度などの種類があります 一方暗黙のルールは行動メンタル要素 人間関係など多岐にわたり社会的組織的に複雑なルールに縛られています 製造業における明文化されたしくみ制度は具体的には工場のきて作業の標準があります 工場の規定は工場のものの流れや情報の流れ 各部門の役割と責任問題が生じた時の処理方法など工場全体または部門間の共通の 決め事が規定化されています 作業の標準は文字通り作業手順書 作業風呂チェックシート帳票などが台頭し直接製品の品質を作り込むための標準書を 指します しかし上記の明文化されたルールより実はもっと強制力を持った暗黙のルールがあるの も事実です 上司より早く出社すべきだ上司より先に退社すべきではない 上司は忙しいので引き出しに入っているハンコはいつでもをして構わない 会議では必ず児者は政党でた者に落ち度があると結論付ける 仕事は二職場の都合が優先した職場のことは考えない
(02:13) 先輩の言動を指示には逆らえないなどです 現場で守らなければならないルールは作業指示書や業務マニュアルなど しかし普段仕事をする上で優先しているルールは社長の意向であったり上司の指示で あったり また暗黙の決まりであったりすることが多いのです つまり明文化されたルールよりも暗黙のルールの方がより強制力を持っておりそれに 従わざるを得ないのです ではなぜこのようなことが起こるのでしょうか結局 明文化されているルールは100%完璧にできているわけではありませんし時間がたつ につれて陳腐化していきます 実際の業務内容とどんどんギャップが広がっていきます またこうすべきとトップダウンで一方的に与えられたルールは納得できないと感じた 場合 守られることはありませんね そもそも企業組織のルールとは一体何でしょうか 日本員は一般的に社会のルール慣習や秩序を守る民族です しかしよく考えるとみんな右へ倣えで集団で同じ行動を取っているだけという面もあり ます
(03:18) したがって企業の内部の組織風土の中では新人は先輩の言動や行動の影響を強く受けて しまい 業務マニュアルや作業手順書の規定よりも優先してしまうことはよくある話です 7年の間に築かれた空気暗黙のルールは古いやり方に固執することにもつながりかね ません これはおかしい理屈に合わないと思いつつ誰に言われるでもなく暗黙のルールに従おう とするあまり 臨機応変な対応が苦手であると指摘されますがこれは一理ある指摘と言えます ではどのように全員が守れるルールを定着させていけばよいでしょうか 考えてみると今現在模範的なメンバーが行っている仕事のやり方が一番効率的であり 品質問題を出さないように考えられた方法を確立し実施しているのではないでしょうか それならその方法をルールにすれば100%守られるルールが できることになります 新人には先輩からその方法を教えてミスが起きないように指導します しかし時間が経つうちに状況が変化し100%守ることができなくなってきます そうなったときまた一番最善のやり方を考え
(04:25) うまくいったら今までのルールを直していきます まずうまいやり方を考案しそれを全員で定着させそれをルールに落とし込んでいくと いうやり方に変えていく そうしないと突然構成音与えられたルールは定着しないのは当然のことと思います 良いフードに帰る仕組みづくり中小企業では文書による規定類を作ることは大きな負担 たとえ作成しても誰も見ないものになってしまう ルール化とは規定類をつくることではなく良いコードを考え方を浸透させ 職場の雰囲気を良くしていくことです 簡単で見やすいフローをつくって現場に掲示する スローガン的な短い言葉のルールを掲示するなどの工夫も有効です 日本企業では組織内部のルール暗黙のルールをうまく生かし 生産性向上品質向上を図ることが重要上層部からこれを守れと強制的に押し付けても それは守られることはない 職場内で自然発生的に形成されていく一定の秩序 良いルールを育んでいくことが日本の 企業では必要なことではないかと考えます
(05:30) 管理層リーダーとしてはそのような状況を作り上げていくにはどのような行動や メッセージを発信することが求められるでしょうか 今日のまとめです 1品質への悪影響を及ぼす暗黙のルール監修空気の存在 良い影響をもたらす暗黙のルールを寝付かせることが重要に普段仕事をする上で強制力 があるのは社長の意向 上司の指示 暗黙の決まり事であることが多いなぜなら 規定は100%完璧ではない時間が経つと陳腐化する 32日本人は一般的に社会のルール慣習や秩序を守る民族 しかし皆右へ倣えで集団で同じ行動を取っていることが多い 4全員が守れるルールを定着させるには模範的なメンバーが行っている仕事のやり方を ルール化 現場にスローガン的な短い言葉のルールを掲示 管理層が率先して良いフードに変える行動や言動 コミュニケーション 管理層リーダーはこのような良いフードを形成する行動メッセージを発信することが 求められています
(06:36) では次回をご期待くださいチャンネル登録もよろしくお願いします

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