ワーク受け位置段取り機構【リフト&キャリー/調整/段取り/直動機構/機構の安定化/シリンダ/リニアガイド/ハンドル/レバー/リニアブッシュ】 → http://jp.misumi-ec.com/ec/incadlibrary/detail/000407.html?cid=cid_jp_m_mech_20160318_8271_000407_2
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仕様
目的・動作
シリンダーを使ったリフトアンドキャリー機構
ワーク受けの位置を変えることにより長手サイズ違いに対応
長手調整範囲:220~300[mm]
環境・操作性
左右のクイックレバーを緩め、ワーク受け位置を変更することで長手サイズ違いのワークを保持
受けホルダを変更すると径違いのワークにも対応可能
対象ワーク
シャフト
外形寸法:φ16 x 260[mm]
質量:0.5[kg]
材質:SS400
特徴
動作仕様・寸法
外形寸法:W845×D481×H166[mm]
昇降シリンダのストローク:25[mm]
ワーク搬送シリンダのストローク:280[mm]
クイックレバーの締結力:1000[N]
必要精度・荷重
クイックレバー荷重(想定):18[N]
主要部品の選定根拠
クイックレバー
工具無しで簡単に部品を締結できるため選定
設計ポイント
主要部品の計算工程
昇降シリンダが適切であることを検証する
昇降シリンダの必要推力Fbを求める
昇降シリンダにかかる質量(ワーク含む):1.3[kg]
昇降シリンダの必要推力Fa=昇降シリンダにかかる重量 x 9.8
=1.3 x 9.8 =12.7[N]
昇降シリンダの推力Fbを求める
負荷率η:0.5
断面積A:491[mm²]
使用圧力P:0.4[MPa]
昇降シリンダの推力Fb=負荷率×断面積×使用圧力
=η×A[mm²]×P[MPa]
=0.5×491×0.4=98.2[N]
よって、Fb>Fa[N]のため成り立つ
ワーク搬送シリンダが適切であることを検証する
ワーク搬送シリンダの必要推力Fcを求める
ワーク搬送シリンダにかかる質量(ワーク含む):2.9kg
ワーク搬送シリンダの必要推力Fc=ワーク搬送シリンダにかかる重量 x 9.8 x 摩擦力 + シール抵抗
=m[kg] x 9.8 x μ x f[N]
=2.9 x 9.8 x 0.003 + 3=3.09[N]
上記以上がワーク搬送シリンダを引き込むときに必要な推力となる
ワーク搬送シリンダの推力Fdを求める
負荷率η:0.7
断面積A:264[mm²]
使用圧力P:0.4[MPa]
ワーク搬送シリンダの推力d=負荷率×断面積×使用圧力
=η×A[mm²]×P[MPa]
=0.7 x 264 x 0.4=73.9[N]
よって、Fd>Fc[N]のため十分成り立つ(内径20[mm]が最小)
クイックレバーの締結力を求める
今回のレバー荷重を18[N]と想定して、1つのレバーで1000[N](カタログより)の締結力を得ることができる。また現場での調整も可能
構造の作り込みと設計の勘所
本ユニット全体を搬送ラインより下部に配置することによって、コンベヤの下にシリンダを配置し、省スペース化を実現
技術計算リンク
薄型シリンダ概要
検索コード:#UL407
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