ワーク受け位置段取り機構【リフト&キャリー/調整/段取り/直動機構/機構の安定化/シリンダ/リニアガイド/ハンドル/レバー/リニアブッシュ】

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仕様
 目的・動作
  シリンダーを使ったリフトアンドキャリー機構
  ワーク受けの位置を変えることにより長手サイズ違いに対応
長手調整範囲:220~300[mm]

 環境・操作性
  左右のクイックレバーを緩め、ワーク受け位置を変更することで長手サイズ違いのワークを保持
  受けホルダを変更すると径違いのワークにも対応可能

 対象ワーク
  シャフト
   外形寸法:φ16 x 260[mm]
   質量:0.5[kg]
   材質:SS400

特徴
 動作仕様・寸法
  外形寸法:W845×D481×H166[mm]
  昇降シリンダのストローク:25[mm]
  ワーク搬送シリンダのストローク:280[mm]
  クイックレバーの締結力:1000[N]

 必要精度・荷重
  クイックレバー荷重(想定):18[N]

 主要部品の選定根拠
  クイックレバー
   工具無しで簡単に部品を締結できるため選定

設計ポイント
 主要部品の計算工程
  昇降シリンダが適切であることを検証する
  昇降シリンダの必要推力Fbを求める
  昇降シリンダにかかる質量(ワーク含む):1.3[kg]
  昇降シリンダの必要推力Fa=昇降シリンダにかかる重量 x 9.8
  =1.3 x 9.8 =12.7[N]
  昇降シリンダの推力Fbを求める
  負荷率η:0.5
  断面積A:491[mm²]
  使用圧力P:0.4[MPa]
  昇降シリンダの推力Fb=負荷率×断面積×使用圧力
  =η×A[mm²]×P[MPa]
  =0.5×491×0.4=98.2[N]
  よって、Fb>Fa[N]のため成り立つ

  ワーク搬送シリンダが適切であることを検証する
  ワーク搬送シリンダの必要推力Fcを求める
  ワーク搬送シリンダにかかる質量(ワーク含む):2.9kg
  ワーク搬送シリンダの必要推力Fc=ワーク搬送シリンダにかかる重量 x 9.8 x 摩擦力 + シール抵抗
  =m[kg] x 9.8 x μ x f[N]
  =2.9 x 9.8 x 0.003 + 3=3.09[N]
  上記以上がワーク搬送シリンダを引き込むときに必要な推力となる
  ワーク搬送シリンダの推力Fdを求める
  負荷率η:0.7
  断面積A:264[mm²]
  使用圧力P:0.4[MPa]
  ワーク搬送シリンダの推力d=負荷率×断面積×使用圧力
  =η×A[mm²]×P[MPa]
  =0.7 x 264 x 0.4=73.9[N]
  よって、Fd>Fc[N]のため十分成り立つ(内径20[mm]が最小)

  クイックレバーの締結力を求める
  今回のレバー荷重を18[N]と想定して、1つのレバーで1000[N](カタログより)の締結力を得ることができる。また現場での調整も可能

 構造の作り込みと設計の勘所
  本ユニット全体を搬送ラインより下部に配置することによって、コンベヤの下にシリンダを配置し、省スペース化を実現

 技術計算リンク
  薄型シリンダ概要

検索コード:#UL407
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