位置決め回転外観検査【コンベヤ/位置決め/クランプ/チャック/画像検査/直動機構/回転機構/シリンダ/カム/カムフォロア/モータ】

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仕様
 目的・動作
  目的
   樹脂ケースの外観検査
  動作
   コンベヤによって検査位置まで運ばれたワークをセンサで検出し、コンベヤを止める。プッシャのウレタンローラによって駆動ローラに押し付けて位置決めを行う。位置決め後、駆動ローラを回転させ、外観検査を行う。外観検査終了後、プッシャを後退させ、コンベヤを動かして検査位置からワークを払い出す

 環境・操作性
  自動運転ライン

 対象ワーク
  パレット
   形状:円筒形パレット
   サイズ:φ90×H30[mm]
  ワーク
   形状:樹脂プレート
   サイズ:W65xD8xH130[mm]

特徴
  動作仕様・寸法
   検査時の回転数:12[rpm]
   外観サイズ:W1032xD372xH183[mm]
  必要精度・荷重
   位置再現性:±0.5[mm]
  主要部品の選定根拠
   ワークの回転数:12[rpm]より、回転数:280~2800[rpm]、減速比:i=1/100のモータ、ギヤヘッドを選定

設計ポイント
  主要部品の計算工程
   モータ回転数、荷重など負荷条件に対してワークの回転数・ロボシリンダの押付力・オーバーハング荷重などを検証する
   ワークの回転数・ロボシリンダの押付力・オーバーハング荷重の確認
   条件値:ワークの回転数N=12[rpm]、モータの回転数R=280~2800[rpm]、モータの出力T0=0.005[N・m]、
   ギヤヘッドの減速比i=1/100、ギヤヘッドの許容オーバーハング荷重Q0=620[N・mm]、
   モーター取付面とローラー荷重位置までの距離L=17[mm]、ロボシリンダの最大押付力Fi=44[N]、
   摩擦係数μ=0.6(金属とゴム)、ワークの直径D1=90[mm]、駆動ローラの直径D2=50[mm]
   ワークの直径:D1、駆動ローラの直径:D2、ワークの回転数:N・ギヤヘッドの回転数:Qとすると、
N/Q=D2/D1、よって、Q=N×(D1/D2)=12×(90/50)=21.6[rpm]
   減速比:iのギヤヘッド軸の回転数:Q1=R×i より、Q1= 2.8~28[rpm]
   したがって、モータの回転数は条件を満たす
   減速比:iのモータトルク:T=T0×i=0.5[N・m]
   モータトルクと駆動ローラのトルクは等しい為、駆動ローラ外径の力:Pとすると、
   T=P×(D2/2)
   よって、P=T×(2/D2)=0.5×{2/(50×10-3)}=20[N]
   ロボシリンダのローラへの押付力:F=Fi×μ より、F=44×0.6=26.4[N]
   F>Pより十分な押付力がある
   荷重位置での許容オーバーハング荷重:Q=Q0/Lより、Q=620/17=36.5[N]
   Q>Fより、オーバーハング荷重は許容範囲内である

 構造の作り込みと設計の勘所
  円筒形ワークの位置決めをローラ2個を押し付ける事によって行い、コンベヤの停止精度は高くする必要は無い
  空圧源のない場所へ設置するため、電動シリンダを採用

 技術計算リンク
  ミスミコンベヤ選定サイト

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