搬送ライン昇降機構【コンベヤ/リフト/直動機構/機構の安定化/シリンダ/リニアブッシュ/フレーム】 → http://jp.misumi-ec.com/ec/incadlibrary/detail/000408.html?cid=cid_jp_m_mech_20160318_8271_000408_2
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仕様
目的・動作
コンベヤを昇降させることによって、搬送面高さの変更が必要な搬送ラインに対して対応可能
動作
①上コンベヤより搬送されてきたワークが昇降コンベヤに固定されている通過センサを通過することにより、仮想コンベヤにあるストッパが作動。ストッパが作動後に後続のワークが停止
②昇降コンベヤ前方にあるストッパによってワークが停止する。昇降コンベヤに固定されている有無センサがワークを確認
③下コンベヤと同じ搬送高さまでワークが下降
④昇降コンベヤのストッパが解除されワークが下コンベヤへ搬送
環境・操作性
安全の為に全周に透明カバーを設けることにより、中身を目視で確認可能
アルミフレームなどにケーブルキャリアの設置が必要
対象ワーク
パレット
外形寸法:W139×D300×H160[mm]
材質:アルミ
質量:2.8[kg]
特徴
動作仕様・寸法
外形寸法:W822×D622×H1832[mm]
エアシリンダのストローク:580[mm]
エアスライドシリンダのストローク:25[mm]
主要部品の選定根拠
エアシリンダ
ワークを上コンベヤから下コンベヤに搬送する為に選定
設計ポイント
主要部品の計算工程
エアシリンダ
エアシリンダが適切であることを検証する
シリンダにかかる荷重F:420[N]
負荷率η:0.5
断面積A:5024[mm²]
使用圧力P:0.4[MPa]
ワークを上昇させる際に必要な推力Fa=負荷率×断面積×使用圧力
=η×A[mm²]×P[MPa]
=0.5×5024×0.4=1004.8[N]
よって、1004.8[N]>420[N]のため成り立つ
エアスライドシリンダ
エアスライドシリンダが適切であることを検証する
シリンダが止めるワーク質量:W=2.8[kg]
コンベヤとの摩擦係数:μ=0.1
シリンダとストッパまでの水平距離:Ly=78.5[mm]
シリンダとストッパまでの鉛直距離:Lz=15[mm]
シリンダの許容ヨーモーメント:My=3.49[N・m]
シリンダの許容ロールモーメント:Mr=6.47[N・m]
μWgLy=0.1×2.8×9.8×0.0785=0.22[N・m]<3.49[N・m]=My
μWgLz=0.1×2.8×9.8×0.015=0.041[N・m]<6.47[N・m]=Mr
よって選定したエアスライドテーブルは適切である
構造の作り込みと設計の勘所
昇降をモータ駆動+ボールねじではなくエアシリンダで対応
検索コード:#UL408
類似ワード:リフト機構
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