簡易手動特性検査機構【数値計測/手動ワークセット/直動機構/ばね/ハンドル/レバー/リニアブッシュ/からくり】 → http://jp.misumi-ec.com/ec/incadlibrary/detail/000347.html?cid=cid_jp_m_mech_20160318_8271_000347_2
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仕様
目的・動作
コンタクトプローブで電気特性検査する治具
ワークガイドを引出し、ワークをセット後検査位置に移動
レバーを操作し、ワークの電気特性を検査する
結果は別途設置された表示部で確認する
環境・操作性
手動検査による少量生産対応の治具
作業者側からワークセット・検査操作ができる操作性
対象ワーク
ワーク:ケースに組み付けられた電子基板
寸法:W80×D80×H50[mm](ケースサイズ含む)
質量:0.5[kg]
特徴
動作仕様・寸法
外形:W290×D302×H228[mm]
レバー旋回半径:260[mm]
必要精度・荷重
レバー想定押し力:26[N]以上
主要部品の選定根拠
圧縮ばね
手動で圧縮できるものを選定
設計ポイント
主要部品の計算工程
ばねによる反力がレバー想定押し力の範囲内であることを検証する
圧縮ばね荷重
計算式:反力F=nkx
プローブ10本のばね力:f=0.98×10=9.8[N]
ばねが受ける自重:R=9.8[N]
回転中心からストリッパボルトまでの距離:A=76[mm]
回転中心からレバーの手で押す位置までの距離:B=217.7[mm]
操作荷重WをW=26[N]と仮定すると
ばね荷重:F=(BW-(f-R)×A)A=(217.7×26-(9.8-9.8)×76)/76=74.5[N]
操作エンド時想定たわみ:x=67.6[mm]
ばね本数:n=2
k=F/nx=74.5/(2×67.6)=0.55となり
ばね定数:k=0.55[N/mm]を選定
セット長:100[mm]、自由長:130[mm]
このばねを使用すれば想定操作荷重内となる
構造の作り込みと設計の勘所
プローブフォルダは、通電性があってはならないため樹脂(POM)を使用
ストッパ位置までワークベースを長さの半分引き出せることにより、ワーク投入をしやすくしている
レバー比の関係で、ばね荷重より操作荷重が小さい力で圧縮させることができる構造
ヒンジ部に蝶番を採用するなど、低コストを意識した、部品を選定している
プローブはリニアシャフト、ブッシュで支えられてはいるが、過大な力で操作した時、蝶番にガタが出る可能性があるため、メンテナンス項目とする
検索コード:#UL347
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