上下装置【転写/露光/段取り/回転による直動機構/リンク/カム/カムフォロア/ばね/モータ/ベアリング/リニアブッシュ/からくり】

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仕様
 目的・動作
  モータの回転運動をカムによってスタンプの上下動に変換
 対象ワーク
  テープ状シート

特徴
 動作仕様・寸法
  装置外形:W385×D241×H204[mm]

 主要部品の選定根拠
  可動部の重量を引き上げることができるばねを選定
  カムを回転させるのに必要なトルクをもつモータを選定

設計ポイント
 主要部品の計算工程
  ばねが負荷に対して適切な引張力であることを検証する
   可動部の質量M:1.0[kg]、ばねの初張力F1:1.579[N](カタログ値)、ばね定数K:0.167[N/mm](カタログ値)、ばねのたわみ量L:22.9~47.4[mm]より
   ばねの引張力F=(F1+KL)×2[本]={1.579+0.167×(22.9~47.4)}×2
   =10.8~19.0[N]>M×9.8=9.8[N]
   ⇒問題なし

  モータの回転トルクを検証する
   可動部の回転トルクは、ばねのたわみ量が最大(Lmax:47.4[mm]、Fmax:19.0[N])の時に最大となるため、その時点を検証する
   モータトルク定格TM:8.2[N・m](カタログ値)、Lmax時のカムの回転半径Rc:34[mm]、カムと接するベアリングの半径Rb:11[mm]、アームの回転方向とモータの回転方向とのなす角θ1:83.98[°]、ばねの引張方向とアームの回転方向のなす角θ2:6.02[°]、アーム中心からベアリング中心までの距離Ra1:65.3[mm]、アーム中心からばね中心までの距離Ra2:108[mm]より
   モータによるアームの回転方向の接線力FMとすると
   FM=TM÷(Rc+Rb)×cosθ1=8.2÷{(34+11)×10-3}×cos83.98°
   =19.1[N]
   モータによるアームの回転トルクTM’とすると
   TM’=FM×Ra1=19.1×65.3×10-3=1.25[N・m]

  可動部の回転トルクT1とすると
   T1=(Fmax-M×9.8)×COSθ2×Ra2
   =(19.0-1.0×9.8)×COS6.02°×108×10-3
   =0.988[N・m]<TM’=1.25[N・m]
   ⇒問題なし

 構造の作り込みと設計の勘所
  ボールプランジャを使用し、スタンプ台の交換を容易にできる
  引張りばねを使った上昇構造
  アーム先端部の長穴にする事で上下動時の動作を成り立たせる

類似ワード:ボールプランジャー
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