ラダー図・ラダープログラム

ラダー図は、電気制御回路を表現する図式で、接点とコイルを組み合わせて横方向に伸びるラダー状の構造を持ちます。ラダー図は元々リレー回路を表現するために開発されましたが、現在ではPLC(プログラマブルロジックコントローラ)のプログラム記述にも使われています。

ラダープログラムは、ラダー図をもとにしたプログラミング言語で、制御装置の動作を記述します。シーケンス制御やリレー制御を実現するために使用され、工業用途に広く採用されています。

ラダー図・ラダープログラムは、工程の見通しを保ちやすく、非プログラマーでも理解しやすいことから、現場技術者に人気があります。また、トラブルシューティングやメンテナンスが容易であり、生産設備の効率化や安全性向上に貢献しています。